2025 01,31 02:21 |
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2006 09,06 21:54 |
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日本時間では今日から、Borland Developer Studio 2006の切り売り的存在であるTurbo Explorerがダウンロードできるようになっています。切り売りですので、実際には4種類の製品から構成されています。すなわち、Turbo Delphi、Turbo C++、Turbo Delphi for .NET、そしてTurbo C#です。
上記のように、言語別に4種類あるほか、それぞれにExplorer EditionとProfessional Editionの2種類があります。Editionの違いは、Explorerの方は無償でダウンロードできる代わりに、自分で作ったコンポーネントやサードパーティ製のコンポーネントを使うためにIDEを拡張したりカスタマイズできないことと、サードパーティ製のコンポーネントが含まれていないことのようです。 私自身、(C++ Builder Xではない)C++ BuilderやDelphiは長い間触っていなかったので、IDEを拡張&カスタマイズできなかった場合に、コンポーネントを使うのがどれぐらい面倒になるのかピンと来ませんが、ソースコードを直接触るつもりなら十分使えるのではないかと予想しています。 ところで、ライセンス上の問題なのか、設計上の問題なのか分かりませんが、なぜかTurbo Explorerの複数の製品を同時にインストールすることができないようです。そのために、今回はTurbo C++のみをインストールしてみたわけです。 なお、ざっとライセンスを見た感じでは、Delphi 6のときのように商用や業務での利用ができないということはなさそうです。今後、主にフリーウェアの開発の舞台で、MicrosoftのVisual C++ 2005 Express Editionが事実上.NET開発にしか使えないこともあり、Win32ネイティブの開発にはTurbo C++を使うといった棲み分けができてくるかもしれませんね。 せっかくなので、C++処理系(主にライブラリ)についてもざっと見てみました。bcc32のバージョンは、5.82と表示されますが、実際には5.8.2のようで、Borland Developer Studio 2006のものと同じです。標準C++ライブラリは、今回はVisual C++と同じDinkumware製のものを採用しているようで、バージョンアップのたびにころころ(RogueWave → STLport → Dinkumware)変わるのはどうもいただけません。 バージョンアップしたときに泣きを見ないようにするには、各実装の独自仕様に依存しないようにするか、いっそ常にSTLportの最新版をインストールするなどの対策が必要になりそうです。また、Dinkumware製のライブラリということで、C99やTR1対応を期待したのですが、残念ながらそこまでは無理だったようです。 今後、もう少し使ってみて、また使用感などをレポートできたらと思います。 PR |
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